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車内吊り広告の効果と種類、料金は?
車内吊り広告の効果と種類、料金は?
電車内の広告でも、もっとも高い頻度で更新されているのが「車内吊り広告」です。短いもので1週間から2週間。早いものであれば2~3日のスパンで差し替えられることも珍しくありません。
常に新しい情報が更新されるため、中吊り広告は乗客の注目を集めやすい広告媒体です。その特性を利用し、電車内に中吊り広告を出そうと考えた場合、一体どのくらいの費用が必要となるのでしょうか。
中吊り広告のメリットと合わせ詳細をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。
電車の車内吊り広告とは?
電車の「車内吊り広告」とは、車内上部のホルダーを用い、天井から吊り下げられるポスターです。乗客の目につく場所に展開されるため、バスや電車における広告の、代表的なツールとして知られています。
サイズはB3判が基本ですが、中吊り一面に広がるワイドサイズのポスターは、より訴求効果が期待できると企業から人気を得ています。屋外の広告は人々の目に触れる時間が限られている中、車内吊り広告は、静止状態での接触時間が長いという大きな特徴があります。
車内吊り広告のメリットは?
中吊り広告は、車内の中央部に位置するため、乗客から注目されやすいというメリットがあります。そのため、より早急な訴求力を求める週刊誌や月刊誌、また、催事などの広告活動に多く利用される媒体です。
通勤・通学といった生活の延長線上にある中吊り広告は、反復的に目に留まり、乗客の記憶に刷り込まれることになります。乗客数が多いほど広告に接触する率は高まるため、大都市であるほど広告のプロモーション効果を期待することができるでしょう。
特に、乗車率の高い満員電車の場合には、スマートフォンや新聞、雑誌を広げることができず、乗客の目は自然と中吊り広告へ向くこととなります。視線に近い場所にあるため、細かい文字や凝ったデザインの広告であっても、細部まで目を通してもらえるのが、中吊り広告ならではのメリットです。
JR東日本の車内吊り広告のサイズと料金
車内吊り広告のサイズは、シングルとワイドの2種類となります。
シングルは、364mm×515mmのB3サイズです。ワイドはシングル2枚を連ねた364mm×1,030mmのサイズで、より広告到達率を高めることが可能となっています。シングル、ワイドとも上部40㎜は吊り代で挟まれるため、その部分のデザインは隠れることを考慮されると良いでしょう。
JR東日本の電車広告を幅広く手掛ける(株)グローアップによると、車内吊り広告の料金は以下のとおりとなっています。
提出路線 |
提出期間 |
シングル料金(税別) |
ワイド料金(税別) |
持込枚数 |
首都圏全線セット |
7日 |
8,000,000円 |
16,000,000円 |
10,480枚 |
14日 |
12,000,000円 |
24,000,000円 |
||
3線群セット |
7日 |
7,500,000円 |
15,000,000円 |
8,100枚 |
14日 |
11,000,000円 |
22,000,000円 |
||
湘南新宿ライン・上野東京ラインセット |
7日 |
930,000円 |
1,860,000円 |
2,380枚 |
14日 |
1,300,000円 |
2,600,000円 |
||
28日 |
1,850,000円 |
3,700,000円 |
||
3群各線 |
7日 |
1,900,000円~4,300,000円 |
3,800,000円~8,600,000円 |
3,100枚~3,750枚 |
14日 |
2,800,000円~6,400,000円 |
5,600,000円~12,800,000円 |
3線群は、京浜東北線群、山手線群、中央線群を合わせたセットです。首都圏全線は3線群に加え、湘南新宿ラインと上野東京ラインに対応したセットとなります。
提出期間は7日と14日の2パターンですが、短期枠を希望される際は、別途対応してもらうことも可能です。また、首都圏11社局に対応したドリームネットワークセットであれば、全ての路線に中吊り広告を提出することができます。
サイズはワイドのみですが、新規広告主や新商品の場合には、一般の約40%OFFの料金となるため、よりお得に利用することができるでしょう。
首都圏11社局中づりドリームネットワークセット
提出電鉄・路線 |
提出期間 |
サイズ |
一般料金(税別) |
新規広告主/新商品(税別) |
2年目継続 |
持込枚数 |
JR東異本首都圏全線 東京メトロ全線 都営地下鉄全線 小田急電鉄全線 京王電鉄全線 東急電鉄全線(世田谷区除く) 京急電鉄全線 東武鉄道全線(一部除く) 西武鉄道全線 京成電鉄全線 相模鉄道全線 |
7日 |
ワイド |
35,000,000円 |
19,000,000円 |
24,000,000円 |
39,870枚 |
単線中づり
車内吊り広告は、各単線ごとに利用することもできます。シングルサイズで最も低価格なのは、青梅線・五日市線の140,000円(7日間)。逆に、最も利用料が高くなるのは、山手線の2,170,000円です。
単線ごとの中吊りは、ターゲットを絞ることがでくるため、より効率的な訴求が可能となっています。
提出路線(代表路線) |
提出期間 |
シングル料金(税別) |
ワイド料金(税別) |
持込枚数 |
山手線 |
7日 |
2,170,000円 |
4,340,000円 |
800枚 |
14日 |
3,100,000円 |
6,200,000円 |
||
京浜東北線・根岸線 |
7日 |
980,000円 |
1960,000円 |
1,200枚 |
14日 |
1,400,000円 |
2,800,000円 |
||
埼京線・りんかい線 |
7日 |
525,000円 |
1,050,000円 |
650枚 |
14日 |
750,000円 |
1,500,000円 |
まとめ
車内吊り広告は、乗客の広告への集中率を期待できる広告媒体です。一定時間乗客の目が留まるため、通常の広告よりも細かな情報を伝えやすいというメリットがあります。
その効果を高めるためにも、中吊り広告は写真のレイアウトや配色デザイン、キャッチコピーといったクオリティの高さが必要です。より商品のイメージが明確な車内吊り広告であるほど、消費者の購買意欲向上へとつながることになるでしょう。