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注目度の高い「トレインチャンネル」山手線で広告を出すには?
注目度の高い「トレインチャンネル」山手線で広告を出すには?
電車のモニター内で上映されている、お天気番組やニュース番組。首都圏でJRを利用している人にとって、「トレインチャンネル」はすっかりおなじみの存在です。広告媒体としては番組の合間にスポットCMを流せるほか、番組の内容と連動した動画広告を出すこともできます。中でも山手線のトレインチャンネルは最も多くの人の目にふれ、最も多く上映される媒体です。
毎日、同じ人に映像ならではの強い印象を与えることができるトレインチャンネル。最大規模をほこる山手線のトレインチャンネルについて、その魅力と上映できる広告についてご紹介します。
トレインチャンネルは、電車内で上映するデジタルサイネージ
トレインチャンネルは、首都圏JRの電車内で動画を上映するデジタルサイネージ(電子看板)です。他社の同様の媒体とあわせて「電車ビジョン広告」と呼ばれることもあります。
トレインチャンネルでは15〜17インチのモニタが2つ並んでおり、右側に停車駅や路線図・左側に番組や広告を上映するようになっています。番組はニュースとお天気情報を中心に、独自の番組が上映されています。この番組と連動した動画広告を上映することもできるようになっています。
トレインチャンネル現在、首都圏の9路線で上映されています。中でも最も多くの人の目にふれることを期待できるのが山手線です。’16年のJRの調査によると、山手線群の1週間の延べ利用者数は2,820万人。首都圏全体で同9,339万人ですから、全利用者数のうち実に1/3近くが山手線に集中していることになります。
参考=ジェイアール東日本企画「jeki移動者調査2016 首都圏路線群と延べ利用者数/平均乗車時間」
利用者数・本数とも最大!山手線のトレインチャンネル
山手線では現在、E231系とE235系という2つの車両が使われています。どちらも11車両で1編成となっており、トレインチャンネル用のモニターは1編成で88面となっています。
他の路線とちがい、山手線のトレインチャンネルは1ロール20分となっています。アナログ広告で、ロール状の用紙を巻き上げ一定時間ごとに違う広告を表示する装置をご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。ちょうどあのロール用紙のように、トレインチャンネルのようなデジタルサイネージでは繰り返される映像のひとまとまりがロールと呼ばれています。
山手線では1ロール20分ですが、他の路線では1ロール25分です。山手線はトレインチャンネルの中で最も多くロールが繰り返される=同じ広告がより多く上映される路線になっています。この20分の間にお天気やニュースといったオリジナル番組と、スポットや番組と連動した広告映像が流れます。
山手線の1周は約1時間ですので、1編成が1周する間にほぼ3回ロールが繰り返されることになります。山手線の1日の運航本数は約300本。1本で3回としますとモニターは1編成で88面ですから、88×3×300=79,200回となり、1日だけで実に8万回近くも同じ広告が上映されることになります。
山手線でのトレインチャンネル広告の種類と料金
山手線のみでトレインチャンネルに広告を上映する場合、13週間・15秒の「長期スポット15CMハーフ」という商品が用意されています。料金は3,000万円です。この商品には本来オプションの「スーパー枠料金」が含まれており、同じ商品やサービスを3種類までの別素材を使ってアピールすることができます。順番の繰り返しや、上映する曜日・時間帯を指定することも可能です。
山手線単体のほか、トレインチャンネルを導入している全9路線で上映する広告商品も販売されています。商品と料金は以下となっています。
スポットCM…1週間・15秒・470万円
長期スポット30CM…26週間・30秒・1億4,400万円長期スポット30CMハーフ…13週間・30秒・7,900万円オリジナル番組提供型CM…13週間・90秒・7,900万円
こちらも13週間・26週間の商品には、オプションの「スーパー枠料金」が含まれています。別料金で「ハイパー枠料金」というオプションもあり、こちらは4〜7つまでの素材を使って商品やサービスをアピールできます。
オプションの料金は広告商品ごとに異なり、以下のようになっています。
S枠=スーパー枠 H枠=ハイパー枠
長期スポット15CMハーフ…H枠100万円スポットCM…S枠30万円・H枠45万円長期スポット30CM…H枠250万円長期スポット30CMハーフ…H枠125万円オリジナル番組提供型CM…H枠150万円
※「スポットCM」以外は、スーパー枠料金は広告料金に含まれています。
さらに天気予報を中心に、トレインチャンネルの番組内容と連動した広告も可能です。天気予報の中で企業名を冠したり、紫外線指数の発表と連動して紫外線を防止する商品をPRする、といった使い方ができます。
広告商品は(株)グローアップをはじめとする鉄道広告の代理店で購入することができます。なおトレインチャンネルでは音声は流れず、視覚情報のみとなっています。
まとめ
トレインチャンネルは開始からすでに20年近くが経過しており、首都圏のJR利用者にはなじみ深い広告媒体といえます。鉄道を利用する幅広い層にアピールでき、映像による訴求力の高さ/コンテンツと連動した広告/毎日繰り返し接することによる深い理解・周知といった効果が期待できます。 中でも山手線は、乗客の多さに加えロールの短さも大きな魅力です。多くの人・幅広い年代層に商品やサービスを深く周知・アピールしたい場合、有力な選択肢となるでしょう。